ハービー・ハンコックの「ウォーターメロン・マン」をリズミカルに弾いてみよう

シンプルなテーマのブルース進行の曲です。今回のアレンジでは、ブルースやラテンのニュアンスを入れ込み、弾いていて楽しくなるような仕立てにしてみました。また、ブルーノートスケールを多用したフレーズを中心にし、カッコ良さも盛り込んでいます。テーマが単純ゆえ、飽きないように、最後は転調とダイナミクスを取り入れてみました。

元々はアドリブ中心の曲ゆえ、きれいに正確に弾くことよりも、少々荒削りでもリズミカルに楽しく弾けることを念頭に、ミスタッチなどはあまり気にせず挑んでみてください。左手は弾かなくても良い部分ですが、右手に慣れてきたらぜひ挑戦してみてください。思いのほか弾けてしまったりして、今後の自信にもつながると思います。

クラシック派には若干弾きにくいアプローチもあるかもしれませんが、リズム練習やジャズフィーリングの教材としてもぜひお役立てください。