譜面を読めると良いことって?
譜面が読めるようになると、自然と耳も良くなります。きちんと考えて作られた楽譜は綺麗な響きで鳴るようになっているので、視覚と聴覚で理解しながら練習すると、同じドミソのCのコードでも違って聴こえてきます。
また、譜面が読めると他の人との共通言語ができるので、一緒に音楽を奏でられる機会がより増えます。ジャズの譜面などはメロディラインとコードネームだけが書かれたものが多いのですが、そのような曲を弾く場合でも、最初は譜面が読めた方がいいのではないでしょうか。和声が分かるようになってからコードネームだけの譜面で演奏すると、よりふくよかな演奏になり、響きのある音を出すことができます。
教えてくれたのは・・・広田圭美先生
東京藝術大学作曲科卒業。2008年にヴィブラフォンとピアノのユニット“タマトミカ”でメジャー・デビュー。作曲/アレンジ/ピアノ担当。2012年よりピアノとパーカッションのユニット“227”で活動。TBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』など番組音楽担当。現在、舞台音楽、CM作曲、アレンジャーとしての活動のほか、庄野真代、大橋純子、日野美歌、鈴華ゆう子(和楽器バンドボーカル)などのサポート・ピアニストとして、ライブやレコーディングに参加。