効率の良い練習方法は?
「今日はここまで」と決めて、その部分をしっかりマスターしてください。翌日は、前日にやった箇所に新たにマスターする箇所を加えます。
人間は寝ると忘れてしまうもの。そのため、反復の意味を込めて徐々に弾ける部分を増やしていくのがベストです。多くの人は最初から最後まで弾いてしまいがちですが、それは残念ながら弾いた気分になってしまっているだけかもしれません。時間を有効に使うためにも、少しずつマスターしていくことをオススメします。
それ以外に、移動時間やお料理中に「練習している曲を聴き流す」という方法も有効です。今はYouTubeやSpotifyなどのサブスクリプションで気軽に音源が聴けるので、耳から曲に馴染んでみるのはいかがでしょうか。
教えてくれたのは・・・広田圭美先生
東京藝術大学作曲科卒業。2008年にヴィブラフォンとピアノのユニット“タマトミカ”でメジャー・デビュー。作曲/アレンジ/ピアノ担当。2012年よりピアノとパーカッションのユニット“227”で活動。TBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』など番組音楽担当。現在、舞台音楽、CM作曲、アレンジャーとしての活動のほか、庄野真代、大橋純子、日野美歌、鈴華ゆう子(和楽器バンドボーカル)などのサポート・ピアニストとして、ライブやレコーディングに参加。