松原みきの「真夜中のドア〜Stay With Me」を軽やかに弾こう

曲の持つグルーブ感や疾走感、切なさを表現するため、原曲のように全体を通してシンコペーションをベースにしたアレンジにしています。シンコペーションは、ジャズやクロスオーバー系やAOR、ポップスなどでは不可欠な要素ですが、最初は弾きづらいと感じるかもしれません。また、アウフタクトでリズムが突っ込み気味になり、テンポがどんどん速くなってしまうかもしれません。練習を重ねるうちに感覚を掴めると思いますので、原曲をイメージしながら徐々に慣れていってみてください。

リハーサルマークCのブロックコードやドロップダウンによる旋律は、ジャズのリハモではよく使われるもので、今回のメイン旋律と言ってもいい部分に使用しています。また、原曲では2回目のテーマの後に管楽器の間奏アドリブが入りますが、ここはリズミカルな間奏にして、その後は飽きないように静かで甘いサビのメロディを持ってきました。

リズムを感じながら、軽やかに弾いてみてください。