トリルを均等な音で弾くには?

【category】演奏に関するお悩み

トリルを弾く時、いつもモタついてしまいます。どうすれば美しく均等な音で弾けますか?

1つ1つの音を鳴らそうとするからモタついてしまうので、ここでは脱力することがポイントです。その音ばかりに集中せず、力を抜いて、大きなメロディラインを歌いながら弾いてみると良いでしょう。どうしても力んでしまう時、私は「明日の晩ごはん何にしようかな〜」というようなことを考えていたら、弾けたということがよくありました(笑)。

また、その前段階の練習として効果的なのが、そのトリルのフレーズをスタッカートと付点音符で弾いてみるということ。人は誰しも弱い指があるので、その練習を繰り返すことで少しずつ指の力が均等になっていきます。ちなみに、4の指は5の指とつながっているので弱くなりがち。4の指を制した人はピアノを制しますよ!

教えてくれたのは・・・広田圭美先生

東京藝術大学作曲科卒業。2008年にヴィブラフォンとピアノのユニット“タマトミカ”でメジャー・デビュー。作曲/アレンジ/ピアノ担当。2012年よりピアノとパーカッションのユニット“227”で活動。TBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』など番組音楽担当。現在、舞台音楽、CM作曲、アレンジャーとしての活動のほか、庄野真代、大橋純子、日野美歌、鈴華ゆう子(和楽器バンドボーカル)などのサポート・ピアニストとして、ライブやレコーディングに参加。